「今年こそ、お金の勉強をはじめよう」と思い、新NISAをスタートさせました。
でも実際にやってみると、思わぬ落とし穴がいくつかあり、早くも苦い経験をすることに……。

今回は私自身が実際に体験した「新NISAの落とし穴」と、その対策について正直にシェアしたいと思います。
これから始める方の参考になればうれしいです。
落とし穴①:一括投資したタイミングで市場が下落
私は年始に、少しまとまった金額をオルカン(全世界株式)に一括投資しました。
「新NISAだし、枠を無駄にしたくない!」という気持ちで、早く使ってしまいたかったんです。
ところが、今年はトランプ前大統領の再登場や政情不安などの影響で、世界的に株式市場が不安定に。
オルカンも例外ではなく、思っていたよりも大きく下落してしまいました。


落とし穴②:あわてて現金化 → 枠が復活しない!
下落に焦ってしまい、私は投資したオルカンをすぐに売却=現金化しました。
「下がってるなら、とりあえず一度売っておこう」と思ったのです。
しかし……ここで大きな落とし穴。
実は新NISAの成長投資枠は、売却しても“非課税枠はその年に復活しない”んです。
つまり、一度売ってしまったら、その年はもう同じ枠を再利用できない。



「今年分の成長投資枠は、これで終わり…?」と気づいたときは、正直かなりショックでした。
落とし穴③:「一括で全部使う」は思い切りすぎたかも…?
今回の経験で思ったのは、新NISAを始めるときに「一括で全部の枠を使う」のは意外とリスクが高いのかも…ということ。
枠を有効活用したい気持ちが先行して、非課税の恩恵を最大化したくなりますが。
でも、相場は読めないもの。下落時に慌てて売ってしまうと、結果的に“損した気分”になりやすい。
私が考えた3つの対策
対策①:分散投資&積立設定を活用
一気に投資するのではなく、月ごとに積立していれば、相場の波をならせたと思います。
精神的にも「今は下がってるけど、また上がるかも」と冷静にいられたかも。



今は設定を見直して、積立NISA的に運用し直すようにしました。
対策②:売却前に制度の仕組みをチェック!
「現金化=枠が復活しない」というのは、もっと早く知っておけばよかった情報。
NISAは非課税だけど、「再利用できるかどうか」などの制度の仕組みを、売る前に調べる習慣が大事ですね。
対策③:“短期の値動き”より“長期視点”で考える
一番大事なのはここかもしれません。
NISAはあくまで「長期投資向けの制度」。短期で利益を出すためのものではないと、今回あらためて実感しました。
まとめ
新NISAはとても良い制度だけど、“知っておくべき注意点”もあるということを、今回の経験から学びました。
- 投資のタイミングを分散する
- 売却の前に制度をチェックする
- 短期で焦らず、長期で構える
これから新NISAを始めようと思っている方は、ぜひ同じ失敗をしないよう、心に留めておいてくださいね。
このブログでは、お金の知識ゼロから始めた私が、ゆるっとマネーの勉強をしていく記録を発信しています。
同じように「何から始めたらいいか分からない」という方に、少しでもヒントになればうれしいです。
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